2010年8月5日(木)「しんぶん赤旗」

被爆の実相 基地撤去

国内のたたかい交流


 世界大会・広島の開会総会では、被爆の実相を広げるとりくみ、米艦船寄港反対、核持ち込みノー、米軍基地強化反対など国内のたたかいが報告されました。

 被爆体験を聞き、映像を撮っている愛知県の「聞き撮りプロジェクト」の小田前恵子さんは、22人の聞きとりを行ったと報告。ある被爆者が2歳での被爆だったにもかかわらず、結婚、出産で差別、偏見にさらされ、娘の結婚式では相手の親や親族が来なかったと語ったことにふれ、「被爆者は、その後の人生が奪われる」とのべ、被爆者の希望を受け止め、取り組みを強めたいと表明しました。

 北海道原水協の嶋田千津子事務局長代行は、米軍艦船200隻が重要港湾に寄港したことにふれ、核密約の廃棄と非核三原則の厳正な実行を求める署名の賛同を自治体に求め、86市町村長、50議長、51教育長から協力を得られたと報告しました。

 横須賀に324日、軍事用原子炉が滞在していると告発したのは、神奈川原水協の鴨居洋子常任理事。米原子力空母ジョージ・ワシントンの母港撤回の声を大きくし、核も基地もない平和な神奈川をつくる決意をのべました。

 岩国地域原水協の吉岡康子さんは、かつて空母艦載機の着艦訓練の爆音で、子どもがひきつけを起こしたなど深刻な実態を語り、厚木基地の空母艦載機部隊の岩国基地への移設に反対し、連帯をさらに広げたいと発言しました。





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