2010年8月5日(木)「しんぶん赤旗」

平和行動に定年なし

NY行動参加者が発言


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(写真)NPT・ニューヨーク行動について報告する東よね子さんと森崎裕美子さん(左)=4日、広島市

 4日の原水爆禁止2010年世界大会・広島開会総会では、核不拡散条約(NPT)再検討会議・ニューヨーク行動の報告と、沖縄のたたかいの報告がありました。

 ニューヨーク行動について、2人が発言。長崎県大村市の新婦人の東よね子さんは、職場の仲間や知人に「核兵器のない世界を」国際署名を送り協力を呼びかけ7500人分を集めたことを報告。「今回の行動を自分の平和運動の総まとめにするつもりでいたが、平和運動には定年がないことがわかった」と話しました。

 愛知県高教組青年部の森崎裕美子さんは、昨年12月から署名の集め方、ニューヨークでの訴え方について知恵を出し合ったこと、ギター片手に歌いながら「サイン、プリーズ」と訴えたことに大きな拍手が起きました。日本に帰って報告集とDVDを作り県内15カ所で報告会を開いた経験を紹介しました。

 沖縄のたたかいでは、反戦地主弁護団の仲山忠克さんが、「沖縄米軍基地撤去を求める運動から核兵器廃絶運動へ熱い連帯を送る」と発言しました。

 仲山氏は、「世界一危険」といわれる米軍普天間基地について、4月に開かれた9万人の沖縄県民大会が県民の願いは米軍基地移設ではなく無条件完全撤去であることを示したと強調。民主党政権の辺野古移設をうたった日米合意撤回を求めると訴えました。

 軍事力や核兵器による威かくと恐怖の「抑止力」で平和をつくろうという論理を批判。憲法9条の現実化こそが、いま求められていると訴えました。





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