2010年8月3日(火)「しんぶん赤旗」

“悲惨。二度と使わないで”

ロンドンで原爆写真展


写真

(写真)展示された写真を見て説明文を読む人たち=1日、ロンドン(小玉純一撮影)

 【ロンドン=小玉純一】「原爆投下後、ヒロシマ・ナガサキの体験」と題した展示会が2日から12日までロンドンで催されます。開幕式が1日に開かれ、関係者ら50人近くが集まりました。

 会場には被爆の遺品18点のほか、被爆写真58枚、世界の核兵器の現状などを示すパネルなどが展示されました。展示物を提供したのは広島平和記念資料館。これまでマンチェスターなど4カ所で展示されましたが、ロンドンでは初めてです。

 展示を見たジム・トーマスさんは「歴史の本で被爆写真を見たことはあるが、ここで初めて見た写真も多い。とても悲惨だ。二度と核兵器を使ってはいけない。若い人たちにぜひ見てほしい」と話しました。

 展示会は英核軍縮運動(CND)の主催。広島平和記念資料館とキリスト友会(クエーカー)が協力しています。開幕式では英核軍縮運動のケイト・ハドソン議長、キリスト友会のヘレン・ドゥワリー事務局長、広島平和記念資料館の山根眞裕美副館長があいさつ。広島で被爆した川本省三さん(77)が体験を語りました。川本氏は展示会の期間中、関連諸行事で講演します。





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