
2010年7月25日(日)「しんぶん赤旗」
基地外居住が増加
沖縄・本土とも 07年分から3年連続
在日米軍関係者
防衛省はこのほど、在日米軍関係者(軍人・軍属とそれら家族)の2010年3月末現在の基地内外の自治体別居住者数を発表しました。基地外居住者は、沖縄県、本土とも、発表が始まった07年分からいずれも3年連続で増加しています。(表)
在日米軍関係者の居住者数の発表は、08年2月に夜間の外出制限を受けない基地外居住の米兵が沖縄県で女子中学生暴行事件を起こしたのを受けて始まったもの。
10年3月末現在、日本国内に居住する米軍関係者は10万5559人(注)(前年同期比3105人増)となっています。内訳は、沖縄が4万9761人(同3421人増)、本土が5万5798人(同316人減)です。
基地外居住者は全国で2万7912人(同1976人増)。うち沖縄が1万2671人(同770人増)。本土が1万5241人(同1206人増)です。
市町村別で基地外居住者が多いのは、▽横須賀市(神奈川県)4259人▽北谷町(沖縄県)3441人▽沖縄市(同)3432人▽佐世保市(長崎県)2127人▽読谷村(沖縄県)1644人▽うるま市(同)1632人▽三沢市(青森県)1573人―の順となっています。
(注)内訳は、軍人5万3082人、軍属4761人、家族4万7716人
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