2010年7月24日(土)「しんぶん赤旗」

日本の運動が情勢開く

非核政府の会常任世話人会


 非核の政府を求める会は22日、東京都内で常任世話人会を開きました。

 会議では、核兵器廃絶に向けた前進の一歩となった5月の核不拡散条約(NPT)再検討会議の結果をめぐって活発に論議しました。

 論議では、“3段階・15年で核兵器全廃”の構想を提起した非同盟運動グループの作業文書、核兵器廃絶条約の必要性を明記したコスタリカとマレーシア提出の作業文書が詳しく紹介されました。「核兵器廃絶に向けて非同盟運動が果たした役割は大」「2015年再検討会議へと続く今後の論議の重要な足がかりになる」などを語り合いました。

 NPT会議の成果を受けて開かれる今年の原水爆禁止世界大会のとりくみについて、「被爆者はじめ日本の運動が情勢を切り開いているとの確信が広がっている」「核兵器廃絶の前進的な動きが敏感に受け止められている」などの反響が紹介されました。世界大会の成功に向けて会として「アピール」を出すことなどを確認しました。

 民主党政権への厳しい審判となった参院選後の情勢についても論議され、「国民はいま政治に閉塞(へいそく)感をもっているが、政府にも財界にも打開の展望がないことを見抜きつつある」「この国を前に進める展望をどう示すか、国民運動のあり方も問われている」などの発言がありました。





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