2010年7月21日(水)「しんぶん赤旗」

農家の要求と結び

全農協労連が定期大会

紙議員あいさつ


 全農協労連定期大会が16、17の両日、横浜市で開かれました。「協同組合を否定する政府・財界の策動に断固反対する」特別決議を採択しました。

 国分博文委員長は、農協系統が昨年の農協大会から全方位の農政運動に切り替えたことを歓迎。一方で、新たな効率化の徹底や労働者を競争させるような経営の問題を指摘。「農家の要求を結集する協同活動を発展させることが大事」と呼びかけました。

 来賓あいさつで、日本共産党の紙智子参議院議員が選挙結果にも触れ「さまざまな要求が渦巻いているが、政治を変えたいという模索の過程にある。国民の願いや探求が実る方向で役割を果たしていきたい」と激励しました。

 大会では、経営者の労組つぶしとたたかい、裁判所の緊急命令を勝ち取って団交を再開した京都農協労組、裁判を通して雇用を守るたたかいをすすめる新潟県佐渡農協労組が涙を流しながら報告しました。

 宮崎の日向農協労組が口蹄(こうてい)疫被害対策に取り組んだ経験を、鹿児島・あまみ農協労組が米軍普天間基地「移設」反対に立ち上がったたたかいを報告。新しく加入した全農岩手県本部労組の紹介、鹿児島の臨時・パート労働者の組織化など、組織拡大の実践についても多くの討論がありました。

 委員長に国分博文氏(岩手県農協労組)など3役が再選されました。





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