2010年7月17日(土)「しんぶん赤旗」

原水爆禁止世界大会

国際政治に働きかけ

実行委会見 海外代表27カ国75人


 原水爆禁止世界大会実行委員会は16日、東京都内で記者会見し、来月、被爆地広島・長崎で開く原水爆禁止2010年世界大会の日程や参加予定の海外代表を発表しました。

 ことしの世界大会は、国際会議が8月2日から4日まで、世界大会・広島が4日から6日まで、いずれも広島市内で開かれ、世界大会・長崎が8、9の両日、長崎市内で開かれます。

 ことしの世界大会は、5月の核不拡散条約(NPT)再検討会議の成功を受けて、多くの海外代表が出席します。政府・国際機関の代表をはじめ、世界の反核平和運動を担うNGO(非政府組織)代表や核実験被害者など、27カ国から75人が参加を予定しています。

 会見で、高草木博運営委員会代表(日本原水協事務局長)は、世界大会の焦点について(1)核兵器のない世界にむけて、NPT再検討会議を総括し、今後の運動方向を討論する(2)核抑止力論の克服にむけて議論し、外国軍事基地撤去の運動と連帯する(3)被爆の実相の普及、日本と世界のヒバクシャ援護・連帯をすすめる―の3点をあげました。

 高草木氏は、「NPT再検討会議を通じて核兵器のない世界に向けて世界の流れが変わったが、核兵器全面禁止に対する核保有国の抵抗があることがはっきりした。世界大会で核兵器全面禁止を強く打ち出し、平和運動の側から国際政治へと働きかけていきたい」と語りました。





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