2010年7月17日(土)「しんぶん赤旗」
豪雨被災地の共産党支部
救援活動に全力
山口
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山口県山陽小野田市の日本共産党山陽、小野田の両支部は16日、豪雨の影響で厚(あ)狭(さ)川がはんらんし、600世帯が床上浸水の被害を受けたJR厚狭駅周辺の地域に入り、ボランティアとして被災者の救援にあたりました。ボランティアの党員たちは被災者宅から水につかった畳を運び出すなどしました。
同市は、15日の強い雨の影響で、厚狭川がはんらん、JR厚狭駅周辺の約2300世帯が浸水しました。
JR厚狭駅近くで小売店を営んでいる男性(68)は「裏の溝から水があふれたと思ったら、表から一気に水が家の中に入ってきて、見る間に腰の近くまで浸水した。こんなことは生まれて初めてのことで、びっくりした。店の商品が水をふくんでみなだめになった」と被害について語りました。「水につかった畳や家具を片付けるのに困っていたところに共産党の人が来てくれて、本当に助かります。困っているときに来てくれるのは、共産党以外にない」、「断水しているので、一日も早く水が出るようにしてほしい」と要望を寄せました。
日本共産党北南地区委員会は、現地水害対策本部(下瀬俊夫本部長・山陽小野田市議)を設置しました。
下瀬本部長は「市も給水車を出して水を確保しているが、水道の一刻も早い回復を求めていきたい。一人暮らしの高齢者の救済も急がれる」と語っていました。(山口県・松尾俊則)
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