2010年7月15日(木)「しんぶん赤旗」

被爆者“生き抜いてきた”

『木の葉のように焼かれて』第44集

新婦人広島県本部


写真

(写真)『木の葉のように焼かれて』第44集

 新日本婦人の会広島県本部(林紀子会長)の澤田カヨ子副会長らは13日、広島市役所で記者会見し、被爆体験手記集『木の葉のように焼かれて』の第44集を発行したと発表しました。

 1945年8月6日の原爆投下時、15歳で爆心地から1キロの寺町で被爆した三浦良範さんは、川へ家もろとも吹き飛ばされた体験を証言。けがが軽かったため救護活動にあたり、体全体に斑点が出る急性症状を乗り越えた人生を「自分なりの努力と精神力で生き抜いてきました」と寄せています。

 詩人のアーサー・ビナードさんが「どっちが危ない!」と題して特別寄稿。「抑止力」論を批判し、「そもそも人間がつくった兵器だから、人間がなくせないはずはない」と呼びかけています。

 手記集は64年から発行。今年は8人の手記と7人からの聞き書きの計15人の被爆体験を収録しています。

 表紙絵は新婦人広島安佐北支部の元会員の井関陽子さんで、題字は日本絵手紙協会の田口孝夫さん。B5判64ページで頒価は500円(送料実費)。問い合わせは新婦人広島県本部電話082(263)0402、ファクス(263)0447。





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