
2010年6月26日(土)「しんぶん赤旗」
基地問題で政権批判してみせるが
社民、民主と選挙協力
社民党の福島瑞穂党首は、24日の参院選公示第一声で「消費税値上げ10%をストップ」「辺野古の海に基地をつくらせない」と主張し、「なぜ鳩山内閣も菅内閣も(沖縄の)この声を聞こうとしないのか」と民主党政権を批判してみせました。
ところが参院選では、香川、福岡両選挙区で無所属候補を民主党と一緒に推薦。新潟選挙区では民主党が2人目の候補を擁立せず、社民党現職が無所属で出馬して民主党公認候補とともに連合新潟の推薦を受けるなど、選挙協力を進めています。沖縄・名護市辺野古への新基地建設に反対しながら、それを推進する民主党と選挙協力を行うのは道理がありません。
沖縄選挙区でも、社民党は民主党の応援を求め、民主党県連幹事長も「県連としても支援を含めて対応する」とのべています。
そのほか17選挙区で社民党が民主党候補を支援。富山県では民主党候補の「支持」を、石川県では民主党候補との「選挙協力」を行っています。社民党石川県連が民主党候補者と「確認書」を締結したのは、同党が政権を離脱した後の6月22日になっています。
福島氏は「言葉に責任をもつ、ぶれないで行動していく」とのべていますが、現実に進んでいるのは正反対の事態といえます。
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