2010年6月17日(木)「しんぶん赤旗」

内閣不信任案 与党・社民が否決

衆院本会議 穀田議員が賛成討論


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(写真)菅内閣不信任案に賛成討論する穀田恵二議員=16日、衆院本会議

 16日、菅内閣不信任決議案が与党、社民党の反対多数で否決されました。日本共産党の穀田恵二衆院議員(国対委員長)は衆院本会議で賛成討論にたちました。

 穀田氏は「期待と公約を裏切り、鳩山内閣は国民の大きな怒りの前に退陣を余儀なくされた」「副総理だった菅首相もその政治のかじ取りに共同の責任を負っている」と指摘し、「ところが菅首相はその自覚も反省もない」と批判しました。

 それを如実に示すものとして、菅首相が、米軍普天間基地と「政治とカネ」の問題について「二つの重荷を首相自らが辞めることで取り除いていただいた」と発言したことを指摘。「前任者が辞めたことをもって、これだけ重大な問題を『一件落着』として水に流す姿勢は、鳩山内閣を退陣させた国民の声を愚弄(ぐろう)するものだ」と批判しました。

 穀田氏は、「政治とカネ」、普天間基地、国民生活と経済・財政のどの問題・分野をみても、「国民に背を向ける菅内閣の姿勢は、この間の短期間の議論・論戦を通じても浮き彫りになった」と強調。「端的に言って、アメリカには忠誠を誓い、財界の求めにこたえるものだ」と菅内閣の基本的立場を明らかにしました。

 その上で、「予算委員会での論戦もやらず、ボロが出ないうちに選挙に逃げ込もうとする姿勢は、党利党略以外の何ものでもない」と厳しく批判しました。





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