2010年6月16日(水)「しんぶん赤旗」

雇用の実現引き続き

JR採用差別政治決着 交流会開く


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(写真)あいさつする穀田氏=15日夜、東京都内

 1987年に国鉄をJRに分割・民営化したさい、国労や全動労(現・建交労)に所属しているとの理由で労働者が不採用とされたJR採用差別問題が政治決着を迎えたことについて、当事者と支援者の4者4団体は15日夜、東京都内で報告交流会を行いました。

 4団体の代表がそれぞれあいさつ。国労の高橋伸二委員長は「24年目にして、みなさんの支援で解決の扉を開きました。雇用の実現には課題が残っています。引き続き取り組んでいきたい」と述べました。

 建交労の佐藤陵一委員長は「多くの人たちに支えていただき感謝します。当事者と家族、支援者が団結し、世論を広げたことが解決につながりました。今後もたたかいの原点である雇用問題に全力をあげます」と強調しました。

 連帯のあいさつで、全労連の大黒作治議長は、「当事者と家族が一丸となったから今日を迎えたと思います。この到達点を明るい展望にしていきましょう」と呼びかけました。

 日本共産党、民主党、国民新党、公明党、社民党の政党代表があいさつ。共産党の穀田恵二国対委員長は「地方でも国会でも一緒にたたかってきたことを誇りに思います。雇用解決にもうひと踏ん張りです。私たちも一緒に頑張ります」と述べました。

 共産党からは、紙智子参院議員、高橋ちづ子衆院議員、仁比そうへい参院議員、水戸正男労働局長も出席しました。


4者・4団体

 4者=国労闘争団全国連絡会議、鉄建公団訴訟原告団、鉄道建設・運輸機構訴訟原告団、全動労争議団

 4団体=国鉄労働組合(国労)、全日本建設交運一般労働組合(建交労)、国鉄闘争支援中央共闘会議、国鉄闘争に勝利する共闘会議





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