2010年6月14日(月)「しんぶん赤旗」

林業の再生考える

奈良でシンポ


 奈良県林業の再生と活性化を考えるシンポジウムが13日、同県大淀町で開かれました。日本共産党奈良県議団と奈良革新懇が主催したもので、製材業者などの林業関係者、北岡篤吉野町長をはじめ行政や議会関係者ら80人が参加しました。

 太田あつし党県常任委員(参院奈良選挙区予定候補)が「林業再生へ力を合わせたい」とあいさつしました。

 今井光子県議、県林政課の上田一仁課長補佐、県森林組合連合会の北野享司代表理事専務、桜井木材協同組合の平田善彦理事がパネリストとして発言しました。

 上田氏は小規模経営の林家が戸数割合で約9割を占めるなど県林業の特徴を報告。今井氏は「燃えない木材」の開発に触れ、山村の地域づくりと一体的に振興をと話しました。

 北野氏は「木材価格の低迷による林業家の経営意欲の低下が一番の問題」と強調。平田氏は、桜井市で小学校の内装に県産材利用が決まったが、補助金のハードルが高くて使いづらい問題を指摘しました。

 会場から「県産材の住宅展示場を」などの意見が出ました。





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