2010年6月10日(木)「しんぶん赤旗」
消費税増税、法人減税とセット
前原国交相
菅内閣で再任された前原誠司国交相は9日、時事通信社のインタビューのなかで、「税制改革」について問われ、「法人税減税と消費税増税をベースに抜本的な税制改革を国民に問うていくのが大事だ。それを次の(衆院)選挙で堂々と示す」とのべ、法人税減税と消費税増税をセットで追求することを明言しました。
また野田佳彦財務相は同日のNHKインタビューで「持続可能な社会保障制度を裏付ける財源として消費税の議論は当然あるし、タブー視せずに大いに議論をしていくべきだ。議論の結果は、次の総選挙のときに明確に打ち出す必要がある」とのべ、次期総選挙で消費税増税を問う考えを示しました。
消費税をめぐっては、長妻昭厚労相も8日深夜から9日未明にかけての記者会見で「消費税を含めた税制改革の議論をすすめていくのが使命だ」とのべており、菅内閣全体として消費税増税論を推進する構えがいっそう明確になっています。