2010年6月6日(日)「しんぶん赤旗」

被爆国に非核の政府を

「非核政府の会」が全国総会


写真

(写真)非核の政府を求める会の全国総会で、訪米活動などを報告する笠井氏=5日、東京

 「核兵器のない世界」を求める世論が国内外で大きく高まるなか、非核の政府を求める会は5日、第25回全国総会を東京都内で開きました。

 野口邦和常任世話人が、総会議案を提案。10年ぶりに行動計画を盛り込んだ最終文書を採択した核不拡散条約(NPT)再検討会議をはじめ1年間の非核・平和をめぐる情勢と会を前進させる活動方向などについて報告しました。

 広島、長崎の被爆から65年の節目のことし、核兵器廃絶と非核の政府を求める運動を今日の情勢にふさわしく発展させることを誓い合いました。

 藤田俊彦常任世話人(前長崎総合科学大学教授)が、NPT再検討会議の最終文書などについて補強報告。もう1人、補強報告した笠井亮常任世話人(日本共産党衆院議員)は、「核兵器は廃絶、基地は撤去だ」と堂々とアメリカ政府にものをいう訪米団の活動を紹介。対照的に体たらくな日本政府にアメリカ政府内からも皮肉が出ているとし、被爆国にふさわしく政府を変える会の重要性をのべました。

 討論では、NPT会議にむけたニューヨーク行動が意義深かったとの発言が相次ぎました。各地の会の代表が発言。東京の会は、核兵器持ち込みの「密約」の破棄と非核神戸方式に学んだ東京港湾の非核化にむけた運動を強めたいとしました。

 総会で、秋葉忠利広島市長と田上富久長崎市長のメッセージが紹介されました。「いまこそ核兵器のない世界、非核の日本実現へ、ともに」と題する「国民のみなさんへの訴え」を採択しました。





■関連キーワード

もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp