2010年6月2日(水)「しんぶん赤旗」

“自公より悪化” テレビ朝日系 穀田氏が批判

強引な国会運営
辺野古への回帰


 日本共産党の穀田恵二国対委員長・衆院議員は5月31日放映のテレビ朝日系「TVタックル」に出演し、各党の国会議員らと議論しました。

 官房機密費をめぐる問題で、穀田氏は、過去に公明党議員が事実を認めたことをあげて「昔、洋服代の商品券、お仕立券のようなものが配られていた。私は、こういうのが『着服』というんだといったのです」というと会場からは、大きな拍手が起きました。

 司会のビートたけしさんが「共産党は普天間(基地)をどうしたいのか」と質問。穀田氏は「普天間の問題は、簡単にいうと辺野古にもどってきた。そればかりでなく、徳之島をはじめ全国の自衛隊基地に訓練基地を拡大するということで、自公政権時代より、いっそう悪くなったというのが客観的事実だ」としたうえで、「公約違反であり、県民の総意を踏みにじるものだ。本当にアメリカとの関係が対等平等だというなら、アメリカと交渉して、基地の成り立ちが無法にやられたことだという経緯から、堂々と(無条件撤去の)交渉することが最低限必要だ」と強調。日本共産党は志位和夫委員長を団長とする訪米団が米政府に無条件撤去を主張したことを紹介しました。

 さらに穀田氏が「(普天間は)1945年にアメリカ軍が占領したさいに、村役場からなにから接収して、基地にした。理屈からいえば、ハーグ陸戦条約にてらして、『勝手にとったものは返しなさい』という理屈をはっきりさせなければならない」というと、「そりゃそうだ」の声がスタジオからあがりました。

 番組では、郵政「改革」関連法案をわずかな審議で衆院通過させた民主党の強引な国会運営もテーマになり、穀田氏は「公聴会や最低限でも参考人聴取をやろうということでは各党が一致していたのに、それさえやらない。自民・公明政権のときもひどかったが、あまりにもひどい」と述べました。





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