2010年5月11日(火)「しんぶん赤旗」

参院沖縄選挙区 無所属・革新共同の候補を

伊集医療生協理事長に出馬要請へ

呼びかけ人懇談会が確認

（写真）伊集唯行さん

　６月２４日公示が予想される参院選で、沖縄選挙区から「普天間基地の無条件撤去・県内移設反対」の立場を貫ける候補の擁立をめざして、「県民の会（仮称）」を結成しようとしている呼びかけ人懇談会は１０日、２回目の会合を開いて、沖縄医療生協理事長を務める伊集唯行（いじゅ・ただゆき）氏（５８）に出馬要請することを全会一致で確認しました。

　懇談会後の記者会見で、１１日に伊集氏に出馬要請することを発表。「７０年代に経験のある革新共同候補として幅広い人々に呼びかけてたたかいたい」と語りました。

　懇談会では、会の名称を「普天間基地の県内移設に反対し、無条件撤去・基地のない平和で豊かな沖縄めざす県民の会（略称・基地のない平和で豊かな沖縄をめざす県民の会）」に決め、各界から世話人７人を選びました。

　懇談会では、「県内移設反対」の実現を願う広範な県民に、伊集氏への出馬要請と「会」への参加・賛同を呼びかけることにしています。

　参院沖縄選挙区には、自民現職の島尻安伊子氏（４５）のほか、社民県連、社会大衆党（社大）、民主県連が社大委員長の擁立で協議してきましたが、民主党本部の推薦がおりず、社大党は９日、出馬を断念しました。

　革新共同　「国民の多数派結集をめざすためにも、日本共産党公認だけでなく、条件のあるところでは、革新・民主勢力が共同して、無党派で清潔・勇気ある人物を候補者として擁立する」（１９９７年、第２１回党大会決議）こと。国政選挙での革新共同候補は７２年総選挙で、当時の愛知１区に日本福祉大学助教授の田中美智子氏、福島１区に弁護士の安田純治氏を擁立したのが最初です。

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