2010年5月9日(日)「しんぶん赤旗」

森林・林業 再生探る

北海道旭川でシンポ 地域づくりと一体に

紙議員・全国森林組合連合会長・上川町長ら報告

はたやま氏司会


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(写真)パネリストとして発言する林全森連会長(左から3人目)、その左は紙参院議員=8日、旭川市

 日本共産党北海道委員会と同国会議員団道事務所は8日、旭川市で「森林・林業の再生と地域づくりを考えるシンポジウム」を多彩なパネリストで開きました。220人が参加し、森林・林業の再生を願う市民の熱気に包まれました。コーディネーターは、はたやま和也・日本共産党道政策委員長が務めました。

 紙智子参院議員(党農林・漁民局長)は、道の森林の特性に触れた上で、「森林・林業は国民生活と地域経済を支え、低炭素社会の実現にとっても大切な役割を担っている」と述べ、外材依存政策の転換を強調。生産基盤の作業道の整備や再造林可能な木材の価格保障、地域づくりと一体に林業就業者の育成をはかる必要性を指摘しました。

 全国森林組合連合会の林正博会長は、「50年、100年の長いスパンで、山づくりが必要」と訴えました。

 東京農業大学の黒瀧秀久教授は、森の多面的機能と網走地域の林業再生の実践を解説しました。

 上川町の佐藤芳治町長は、森づくりと林業の担い手育成をめざす町の「再生プラン」を話しました。

 旭川家具工業協同組合の桑原義彦理事長は、地域の木材を生かし「100年使える家具をつくりたい」と語りました。

 会場からは次つぎと発言がありました。





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