2010年5月8日(土)「しんぶん赤旗」

平和願った千羽鶴渡米


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(写真)シュシャードさん夫妻(左の2人)と、ガーソンさん(中央)に千羽鶴を手渡す大中さん(右端)=5日、ボストン(行沢寛史撮影)

 【ボストン=行沢寛史】「67歳になって、こんなに鶴を折るのは初めてです」―。こう書かれた手紙とともに、二つの千羽鶴が、ボストンを訪れた広島県被団協の大中伸一事務局次長の手で5日、イラクの子どもなど戦争の被害者を受け入れる「平和の家」を運営するジョン・シュシャードさん夫妻と米国フレンズ奉仕委員会のジョゼフ・ガーソン氏に手渡されました。

 千羽鶴は山口県下関市の生活と健康を守る会会員の本間満男さんが折ったものです。金と銀の折り鶴は親指ほどの大きさ。病気のため、1羽に10分かけて折り上げたものだといいます。

 大中さんは、本間さんとは面識がありません。千羽鶴は、かつてともに組合活動に参加し、現在、平和運動をする下関市の仲間から託されたもの。

 国内の連帯のきずなで結ばれた本間さんの千羽鶴。これから核兵器廃絶をめざす日本と米国の運動の連帯を強める懸け橋として、米国の地で輝きます。





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