2010年5月7日(金)「しんぶん赤旗」

NPT再検討会議

女性・青年らがつどい

「行動すれば核廃絶は可能」

ニューヨーク


写真

(写真)被爆者の証言に真剣な表情で耳を傾ける参加者=4日、ニューヨーク(行沢寛史撮影)

 【ニューヨーク=行沢寛史】核兵器廃絶を求めるニューヨーク行動に参加した各団体の代表は4日、ニューヨークのアメリカ労組の会館でつどいや交流会を開催しました。

 「核兵器のない世界を 女性の交流会」には、アメリカやカナダ、フランスなど各国の代表が参加。会場には、各地から寄せられたピースタペストリーや横断幕がかかげられ、350人の熱気にあふれました。

 新日本婦人の会の米山淳子事務局長が、全国で「核兵器のない世界を」国際署名を150万人分以上集めたと紹介。被爆者の免田裕子さんが証言しました。

 各国の女性が、「行動すれば、必ず核廃絶できる時期にきている」「全世界で連帯すれば、核廃絶は可能だ」などと発言。長崎の新婦人大村支部の代表は、年賀状を送った人に国際署名を送り、7400人分を超えて集めたと報告し、大きな拍手に包まれました。

 続いて開かれた「世界青年のつどい」には、会場いっぱいの300人の青年が参加。全労連の松山友幸青年部長は開会あいさつで、「日本の青年は被爆者の体験を継承し、発信する責任がある」と発言。被爆の実相を知らせるスライド上映に続いて被爆の証言をした貞清百合子さんは、「また、あの日のことを思い出しました」と切り出して体験を語り、多くの青年が真剣な表情で聞き入りました。

 アメリカ、フランス、ドイツ、イタリアの青年が核兵器廃絶にむけた運動や決意を報告。リレートークでは、「戦争になれば、最初にその片棒を担ぐのは、私たち自治体労働者だ」(大阪)、「被爆者の体験を継承していきたい」(岡山)などと語ると、拍手と歓声につつまれました。

 自治体労働者や教職員など各分野のつどいも開かれました。





■関連キーワード

もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp