2010年4月19日(月)「しんぶん赤旗」

大本変え展望開こう

神奈川・相模原 志位委員長呼びかけ

田村・はたの両氏が訴え


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(写真)志位和夫委員長を迎えて開かれた日本共産党演説会=18日、相模原市

 日本共産党の志位和夫委員長を迎えた演説会が18日、神奈川県相模原市で開かれました。会場の市民会館には「民主党は役に立たないし煮え切らない。なぜ新しく米軍基地をつくらなければいけないのか意味がわからない」と語る座間市の女性(22)など、「共産党の考えを聞いてみたい」という大勢の参加者が集まりました。

 はたの君枝参院神奈川選挙区予定候補は、「奪われた医療と仕事を取り戻し、安心して暮らせる日本にしていくため、なんとしても勝ち抜かせてほしい」と決意を表明。田村智子比例予定候補は「働く人を本気で応援する政治を実現したい。参院選勝利で新しい日本の扉を開こう」と呼びかけ、大きな拍手に包まれました。

 志位氏は、「予想される参院選の公示日まであと67日で、目前です。比例での5議席の絶対確保とともに、定数3の神奈川選挙区で乱戦を勝ち抜き、はたのさんをどうか国会に送り返していただきたい」と切り出し、国民の中で民主も自民も不信と批判の対象となりつつある中で、「日本共産党の出番です」と支援を呼びかけました。

 「あまりに民主も自民もひどいので、政治はしょせん変わらないという声があるかもしれませんが、大本をかえたら展望がみえてきます」。志位氏はこう話し、「ルールある経済社会」と「独立・平和の日本」への展望を大いに語りました。

 大企業の過剰な内部留保と利益を国民の暮らしに還元させることについては、財界系シンクタンクの富士通総研も、大企業の「過剰な内部蓄積」を問題視し、賃上げなどを提言していることを紹介。「日本共産党版の『成長戦略』」でこそ暮らしも経済も立て直せると力説しました。

 沖縄県の米軍・普天間基地問題では政府の「移設先探し」に、沖縄でも鹿児島県の徳之島でも大きな怒りが広がり、アメリカ側にも、「地元合意のない案は交渉の対象にならない」といわれるなど政府は「八方ふさがり」になっていると指摘。「『移設先探し』という方針自体が間違っているからです。海兵隊は帰れ、無条件撤去をと求めるのが一番の方法ではないでしょうか」と強調すると、会場からは「そうだ」の声と、大きな拍手が起こりました。

 はじめて志位氏の話を聞いた会社員(26)は、「大企業に負担を求めると海外に逃げるといわれているけど、そうじゃないとわかった。大企業がためすぎているお金を賃金に回してもらわないとだめだ。こんな効果的な経済対策は共産党しか言いませんよね。また、海兵隊は『抑止力』だと思っていたけど、日本を守る任務はなく、攻めるための戦力だという話を聞いて基地はなくしてもいいとわかった」と話しました。





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