2010年4月19日(月)「しんぶん赤旗」

大分 紙参院議員と懇談

農漁業関係者一堂に


写真

(写真)関係者と懇談する紙参院議員(中央)ら=18日、大分市

 日本共産党の紙智子参院議員(党農林・漁民局長)は18日、演説会のため訪れた大分市で、県内の農漁業団体の役員らと懇談しました。県内の農漁業関係者とそろって党が懇談するのは異例のことです。

 出席したのは、JAグループの大分中央会、全農おおいた、大分信連、共済連大分と県漁連の各代表、県農林水産部長ら。党側から、林田澄孝県委員長、山下かい参院大分選挙区予定候補、つつみ栄三県議が参加しました。

 JA大分中央会の和田孝幸参事は、農水予算の抜本増など、日本農業の再生に向けた要望書を提出。和田氏は「投機資金の流入、ゆきすぎた市場原理の導入、飼料・肥料の高騰などで極めて厳しい状況だ」と語り、「農水政策を充実するよう政府に求めてほしい」と述べました。

 「後継者確保のためには価格保障が不可欠。国家戦略として、1次産業の政策を実施してほしい」(県漁連・小野真一専務理事)、「共産党の議員には、農業を守る先頭に立ってほしい」(下郷農協・矢ア和廣組合長)、「ゆうちょ銀行の預入限度額引き上げは、農協の経営に大打撃を与える」(大分信連・多嶋田明常務)など切実な声が寄せられました。

 紙氏は、各地で農漁業団体との対話が広がっており「農林漁業の再生は、地域経済の再生、足腰の強い日本経済をつくるために欠かせない。生産が立ち行くよう、価格保障・所得補償が必要です」とのべました。





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