2010年4月16日(金)「しんぶん赤旗」
農家・集落守る政治に
太田氏ら 県農協中央会と懇談
奈良
日本共産党奈良県委員会は15日、沢田博県委員長、太田あつし参院選挙区予定候補(大和高田市議)、今井光子、宮本次郎両県議、小林てるよ県議予定候補らとともに奈良市の農協会館を訪ね、松井義憲・奈良県農協中央会副会長ら幹部職員と意見交換しました。
太田候補は、「日米FTA(自由貿易協定)に反対する党の姿勢と党綱領の方針をさらに強化するために、農業の現状と課題を学びたい」と述べました。
松井副会長は、奈良県の耕地面積に占める耕作放棄地が全国平均の約2倍、都市近郊型の小規模農家が多い特徴を示し、組合10万人運動をすすめて共同の力を生かす努力をしてきたと説明しました。農協が農家・経済を支えてきたことへの自負を語り、「農協経営が安定してこそ日本の経済が安定する」と、農協の役割を強調しました。
太田氏は、「議員活動の拠点である大和高田市は品評会を開いて農業とのかかわりをたくさんの市民にもってもらっている」と述べ、党としても農業を身近に感じてもらえるよう力を入れる考えを示しました。
松井副会長は「誰でも農業ができる集落営農を広げて、農家だけでなく集落を守ることが、景観保全、災害予防の面で大切だ」と述べました。
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