2010年4月10日(土)「しんぶん赤旗」

JR採用差別問題の解決に関して

市田書記局長が談話


 日本共産党の市田忠義書記局長は9日、JR採用差別問題の解決について談話を発表しました。内容は次のとおりです。

 本日、JR採用差別問題の「政治解決」にかかわる与党3党などの申し入れにたいし、政府側から正式な解決案が示され、国鉄労働組合・全日本建設交運一般労働組合をはじめ訴訟原告団や支援組織などの「4者4団体」が、これを「受け入れる」と表明しました。 1987年の国鉄の分割・民営化に端を発した、当時の政府による国家的不当労働行為を許さず、23年間たたかいつづけてきた被解雇者と家族、訴訟原告団、そして労働組合・支援組織のみなさんに心から敬意を表します。

 日本共産党は、JR採用差別問題の政治解決を求めて、被解雇者と家族に心を寄せ、職場と地域、国会でも地方議会でも奮闘してきました。政治が生み出した問題は、当事者が納得できる内容で、政治によって解決することが強く求められていました。解決案が「JRへの雇用について努力する」が「人数などが希望通り採用されることは保証できない」としていることは、当事者の切望、与党などの申し入れにも反するものであり、当時の国会審議で「一人の職員も路頭に迷わせない」という政府の言明をも裏切るものです。政府として当事者の要望に応えるよう、引き続き強く求めます。





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