2010年4月10日(土)「しんぶん赤旗」

米4都市 NYへ行進「核兵器廃絶」


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(写真)ホワイトハウス前で開かれた出発前集会=8日、ワシントン(西村央撮影)

 【ワシントン=西村央】米ニューヨークの国連本部で開かれる核不拡散条約(NPT)再検討会議(5月3日〜28日)に向けて、米国の反核運動が「平和行進」に取り組んでいます。四つのコースで5月1日の国連本部到着を目指しています。

 これは各地の反核・平和組織が共同で行っているもの。バーモント州バーリントン、ニューヨーク州バファロー、テネシー州オークリッジ、ワシントンDCをそれぞれの出発点にニューヨークへ向かいます。

 このうちワシントンDCからの行進が8日、ホワイトハウス前を出発しました。

 行進を組織する反核団体「プロポジション・ワン」のヘレン・トーマスさんは「オバマ政権が発表した『核態勢見直し』は『核のない世界』に向けたスタートだが、廃絶を将来の課題としている」として、核廃絶を求める行進の意義を強調します。

 行進には、昨年の国民平和大行進・宮崎―長崎コース「通し行進者」の松浦宜孝さん(61)が参加。「核廃絶が一日も早く実現するためには、各国がもっと努力していく必要がある」と大きな折り鶴を手にしていました。

 行進はボルティモア、フィラデルフィアなど東海岸の主要都市を通り、ニューヨークまでの約400キロを歩きます。

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