2010年4月9日(金)「しんぶん赤旗」

名古屋市議会 改革へ提言

日本共産党市議団が発表


 日本共産党名古屋市議団の、わしの恵子団長と江上博之幹事長は7日、名古屋市役所で記者会見し、党市議団の「名古屋市議会の改革推進のための提言」を発表しました。

 憲法が定めた長と議会の両方を住民が選ぶ「二元代表制」のもとで、名古屋市議会では3月24日、議会の長にたいするチェック機能を否定する河村たかし市長提案の「議員定数半減案」を否決しました。

 市長が4月19日に臨時議会を招集し、「議会改革」条例案の再提案の動きをみせるなか、あるべき議会改革の方向を党市議団として示したものです。

 3月に制定した「議会基本条例」では「二元代表制」にもとづく議会・議員の役割発揮の方向を示しました。党市議団の提言では、その具体化の方向として、(1)議会経費の透明性と説明責任(2)従来の審議の慣行打破(3)市民公開・市民参加の拡大(4)政策提案・条例提案の活発化―を指摘し、発展させるべきだとしています。

 また、党市議団の奮闘で、この間、委員会のインターネット中継の実現、費用弁償の廃止、政務調査費の全面公開が実現したことにも触れ、さらなる改革の重点課題として、(1)議員報酬の引き下げ(2)民意を切り捨てる定数削減に反対(3)政務調査費の減額と使途の適正化(4)慣例的な海外視察の廃止(5)議会の広報活動の強化(6)企業・団体献金の自粛―などを提言しています。





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