2010年3月28日(日)「しんぶん赤旗」

日本郵政 雇い止め撤回

契約社員の46人採用へ

追及・批判の大門議員に説明


 日本郵政は27日までに、投資信託や変額年金保険の販売ノルマ未達成を理由に雇い止めした46人の契約社員について、「4月1日からの新契約書で、本人の希望(要望)を聞いて採用する方向で進めている」ことを明らかにしました。日本共産党の大門みきし参院議員に説明したものです。


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(写真)パネルを示して質問する大門みきし議員=12日、参院予算委

 この問題は12日の予算委員会で大門氏が、日本郵政による非正規労働者の“あくどい”働かせ方として取り上げ、リスクの大きい投資信託や変額年金保険を、高いノルマを課して契約社員に販売させ、ノルマを達成できなければ解雇するという非道を厳しく批判していました。

 大門氏は「クビがかかっているので、リスク商品とわかっていてもがむしゃらに売らなければならず、契約社員は精神的、肉体的に追い込まれた」「高齢者などが何もわからずにリスク商品を買っている」と追及し、46人の解雇撤回を迫りました。亀井静香郵政担当相は「考えられないことが行われている。議員指摘のケースについても(斎藤次郎日本郵政社長は)きっちりと誠意を持ってやると思う」と答弁しました。

 大門氏は今回の対応について、「現場の運動と国会での追及により一歩前進できたことをよろこんでいます。これからも、非正規雇用問題の解決のために全力をあげます」と話しています。





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