2010年3月13日(土)「しんぶん赤旗」
日米FTA反対
山形全自治体が採択
県と35市町村議会 農業守れ
山形県の飯豊(いいで)町議会は12日、西置賜(おきたま)革新懇とJA山形おきたまが提出した日米自由貿易協定(FTA)締結反対の請願を、全会一致で採択しました。この結果、県議会と35の全市町村議会で採択され、政府に意見書が提出されることになりました。
これまで継続審議だった飯豊町議会に対しては、西置賜革新懇が全議員に手紙を送るなどし、協力を要請してきました。
山形県では、以前請願が採択されなかった議会で、自民党議員が「時代が変わったから」と言って賛成し採択(遊佐(ゆざ)町)され、農民連提出の請願がほとんど採択されなかった市議会(村山市)などでも採択されました。ほとんどの議会が全会一致です。
山形県農民連の花烏賊(はないか)義廣会長の話 画期的なことです。県内の全自治体、農協を2度訪問し協力を要請するなど、農民連の組織を挙げた運動と努力によるものです。同時に農家やJA中央会を含む広範な農業団体もそれぞれの立場から運動をしてきました。こうしたことが大きな県民世論となり議会を動かしたものと思います。
■関連キーワード