2010年3月5日(金)「しんぶん赤旗」

「カキ 今季分全滅」

津波被害、共産党が調査宮城・石巻

宮城・石巻


写真

(写真)漁民と対話する(左から)かとう、三浦の両氏=4日、石巻市

 日本共産党の、かとう幹夫・参院宮城選挙区予定候補は4日、宮城県石巻市で三浦一敏・石巻市議とともにチリ地震による津波被害の調査のため、牡鹿(おしか)半島の海岸沿いにある漁港を回りました。

 竹浜では、魚の養殖用の網を修理している家族は、「今年の秋から来年の春に収穫するカキの仮殖場が大打撃を受けている」と語っていました。鹿立(しだち)漁港では、残がいの後片付けをしている男性は、「いま作業中で被害の状況はよくわからない。1週間ぐらいかかるだろう」と話していました。

 最後に、狐崎浜(きつねざきはま)にある宮城県漁業協同組合石巻市東部支所を訪問しました。阿部和芳支所長は、「津波の第3波で仮殖場に大きな被害が起こった。今季に収穫するカキが30%残っていたが全滅した。これまでの最大の被害だ」とのべました。

 また、被害状況はまだわからないとしたうえで、行政への要望として(1)被害を受けたカキいかだの撤去(2)廃棄物処理対策(3)来季収穫のためのカキ種の購入―への財政的支援をあげました。



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