2010年3月1日(月)「しんぶん赤旗」

核廃絶へ転換の年に

ビキニデー全体集会 1200万署名へ決意

原水協


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(写真)ビキニデー全体集会で、各地の運動を交流しあう参加者たち=28日、静岡市駿河区

 「NPT・ニューヨーク行動の成功を」を合言葉にした「3・1ビキニデー日本原水協全国集会」全体集会が28日、静岡市内で開かれました。5月にニューヨークで開かれる核不拡散条約(NPT)再検討会議までに1200万筆の「核兵器のない世界を」署名を集め、2010年を地球上から核兵器をなくす転換点にしていこうという決意と交流の場になりました。

 全国から1200人が参加。再検討会議に呼応した国際共同行動に参加するという岡山・高梁市職労の女性(27)は「組合員以外にも声をかけ、土・日曜日はみんなで署名行動をしています。住民1割の署名を集めるため、このビキニデー以降署名行動の回数をもっと増やしたい」と笑顔で抱負を話します。同じくニューヨーク行動に行くという甲府市から駆けつけた女性(68)は「オバマ米大統領に廃絶の決断を迫るため、署名のすそ野をもっと広げたい」と語ります。

 全体集会で高草木博事務局長が基調報告。日米政府が「核抑止力」論に立つなか、国連総会で核兵器禁止条約の交渉開始提案に124カ国が賛成しているとして、「核保有国に決断を迫る人々のさらなる圧力・たたかいを」と訴えました。

 「ビキニデーからNPTへ」と題して、参加者が1分間発言。各地の代表らがメッセージを書いた横断幕を持って壇上に上がり、ニューヨーク行動に参加する思いを訴えました。7500筆の署名を集めた愛知の被爆者たちの「ノーモア・被爆者」のかけ声に会場が唱和しました。兵庫の女子高校生は「平和でないとダンスはできない。原爆はあってはならない」と語りながらダンスを披露。大きな手拍子がおきました。

 全体集会では、エジプト政府のメッセージが紹介され、日本被団協の小西悟事務局次長、日本共産党の緒方靖夫副委員長が来賓あいさつしました。(要旨



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