2010年2月25日(木)「しんぶん赤旗」

「普天間早期返還」「県内移設反対」

沖縄県議会が意見書

全会一致


 沖縄県議会本会議は24日、米海兵隊普天間基地の早期閉鎖・返還と県内移設反対を盛り込んだ意見書を全会一致で可決し、鳩山首相らに送付しました。

 意見書は、同基地について「被害は多くの周辺住民や各種施設に及ぶことが想定され、極めて危険性が高い」と指摘。「移設」先とされる名護市辺野古についても、「世界にも類を見ない美しい海域」「地元名護市長は、辺野古の海上及び陸上への基地建設に反対している」としています。

 日本共産党の前田政明県議が賛成討論に立ち、県民が普天間基地の「早期閉鎖・返還と県内移設反対」で団結することは大切な一致点である、と表明しました。

 その上で、同基地による住民の苦しみは本土を含めどこに移しても同じ苦しみであり、「移設条件つき返還」では問題は解決しないばかりか基地の固定化につながると強調。無条件撤去、全面返還を求めて奮闘することを表明しました。



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