2010年2月22日(月)「しんぶん赤旗」

消費増税反対 高まる関心

請願署名700万超す


 消費税廃止各界連絡会がよびかけている「消費税増税に反対する」請願署名が21日までに、700万人を突破しました。各界連は、「増税を許さない保障は国民世論の力」と1000万対話と署名の実現を呼びかけています。

 菅直人財務相が、消費税増税を含む税制のあり方について「本格的な議論を3月から始める」と発言(14日)し、鳩山首相も「消費税の議論を行うことは結構だ」(15日)とのべるなど、政権内で増税への動きが加速しています。

 一方自民党も、谷垣禎一総裁が衆院の代表質問(1日)で、消費税増税を与野党で協議するための「円卓会議」の設置を提案しました。

 こうした動きに国民の不安が広がり、「消費税をなくす全国の会」の宣伝・署名行動では、いつもの2倍近い署名が集まり、各界連の宣伝・署名行動でも署名の数が増えています。

 署名した人からは、「小沢一郎民主党幹事長の献金疑惑の説明は、納得できません。つめに火をともして暮らす私たちのための政治が本当に行われるのか心配です」「景気が本当に悪い。消費税増税なんて言語道断だ」との声が寄せられています。

 各界連加盟団体である全国商工団体連合会は、昨年9月からの5カ月間に、消費税増税反対を含んだ中小業者への支援を求める署名を39万人から集めました。

 各界連の嶋岡千年事務局長は、「消費税への国民の関心が一気に高まってきています。増税を許さない最大の保障は、世論を大きくすることです。当面の目標である1000万対話と署名の一日も早い達成を目指したい」と語っています。



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