2010年2月15日(月)「しんぶん赤旗」
弾圧事件の無罪をめざす
国民救援会が中央委員会開く
日本国民救援会は12、13の両日、第55回中央委員会を開き、7月末の第55回全国大会までの活動方針を討議し、決定しました。
裁判支援では、足利事件に続き、布川事件の再審開始決定を勝ちとりました。
裁判員裁判の審理に関しては、公判前整理手続きや裁判員の守秘義務などの問題が明らかになりましたが、取り調べの全面可視化、検察官手持ち証拠の事前全面開示の実現などの改善に取り組みます。
言論弾圧事件の裁判では、昨年11月、最高裁が葛飾ビラ配布弾圧事件の荒川庸生さんの上告を棄却する不当判決を出しました。憲法や国際人権規約に反した判決に対して、多くのマスコミが厳しく批判しています。引き続き、国公法弾圧堀越事件、世田谷国公法弾圧事件の無罪判決めざし、全力をあげます。
7月に行われる参院選では、主権者国民の意思にそった政治の転換をはかるために、言論・表現活動の権利保障と自由な選挙を実現することがますます重要となっているとして、(1)「自由な選挙」を促進し、激励するために民間パトロール活動を旺盛に取り組む(2)学習会を開き、言論・表現活動の権利を学び「弾圧とたたかう心得」を身につける―などの課題に取り組むことを決定しました。
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