2010年2月15日(月)「しんぶん赤旗」

農業担う若い仲間づくり こんなふうに

農民連青年部が総会


 農民連(農民運動全国連合会)青年部は13、14の両日、東京都内で第18回総会を開き、全国各地から90人以上が参加。多彩な要求にもとづき地域の食文化や農業を担う仲間づくりを広げることを確認しました。

 森吉秀樹事務局長が青年部の決議案を報告し、安全・安心な農産物をつくる技術や産直活動を活発にすることや、世界的な農民組織のビア・カンペシーナ青年部との交流を紹介。世界の食糧危機の克服や生物多様性の保全のうえからも、輸入に依存する日本農業・食料政策を転換する方向に運動しようと呼びかけました。

 各地のとりくみでは、「すてきな出会い」男女交流会をしている(奈良県、兵庫県)、「荒廃した谷津田を青年の交流で復活、収穫祭をしている」(千葉県)、「東京の女性にも呼びかけ田植え交流、農業だけでなく地域の観光資源にも目を向けるようになった」(山形県)と報告されました。

 「『食』を通して人とつながろうと考え、地域の若い女性を誘いみそ作りや一品料理持ち寄り会を開いた。男性も集まってきて今は17人に。遊休水田活用で田植え・収穫祭へと広がっている」との静岡県の活動に拍手がおきました。

 日本共産党の高橋ちづ子衆院議員が来賓あいさつし、農協との共同が広がる情勢を紹介し、青年部の活動を激励しました。

 総会ではハイチへの震災支援を特別決議。杵塚歩部長、森吉秀樹事務局長ら役員を選出しました。

 NPO法人・生物多様性農業支援センターの原耕造理事長が特別講演しました。



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