2010年1月30日(土)「しんぶん赤旗」

神奈川 米軍機部品落下 住宅密集地の飛行中止を

綾瀬市長・議長 共産党が要請


 米海軍厚木基地所属のFA18Eスーパーホーネット(原子力空母ジョージ・ワシントン艦載機)から金属性部品が落下し、民家を直撃した神奈川県綾瀬市の事故(28日)で、日本共産党県委員会は、はたの君枝参院神奈川選挙区候補らが29日、防衛省南関東防衛局を訪れ、謝罪、原因の究明、飛行中止を米軍に要請するよう求めました。

 笠木隆党県基地対策委員会責任者らが同席しました。

 はたの氏は、「事故が毎年のように繰り返されている。住宅密集地での訓練をやめて、基地の撤去・返還を」と要請。笠木氏は、沖縄の普天間基地が世界一危険な基地として大問題になっているが、厚木基地周辺も危険な状況だと訴えました。

 応対した本田久幸管理部業務課長らは、同局長が、米側に原因究明と再発防止を文書で要請していると述べました。

 綾瀬市の笠間城治郎市長、近藤洋市議会議長は29日、連名で米海軍厚木基地司令官に対し事故原因の究明まで同部品を使用する航空機の一切の飛行を停止することなどを要請しました。

 要請文は「日ごろから空母艦載機の騒音による甚大な被害の中で、度重なる事故が発生し、非常に強い不安を抱くと同時に怒りを感じている」と強調。再発防止と徹底した安全対策を強く求めています。



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