2010年1月22日(金)「しんぶん赤旗」

震災被害の復興願う

農民連 ハイチ大使館に義援金


写真

(写真)クロードボード代理大使(左端)に震災義援金をわたす農民連、食健連の代表=21日、東京・港区のハイチ大使館

 農民連(農民運動全国連合会)の関東地方の会員は21日、東京・港区のハイチ大使館を訪ね、交流をしてきたジャン・クロードボード代理大使に震災被害の復興を願う義援金を手渡しました。

 代理大使は、一行にたいし「義援金もさることながらみなさんからの道徳的な支援がうれしい。本当にありがとう」と語りました。

 農民連と同代理大使との交流は一昨年夏から。当時、穀物価格の高騰が世界で深刻になり、農業つぶしの「新自由主義」政策により穀物輸入国になったハイチでは食料不足の暴動が発生していました。

 “泥入りクッキー”を子どもが食べざるを得ないとの報道を見た埼玉県農民連の立石昌義会長と松本慎一事務局長は「食料の大量輸入国の日本は食料高騰の責任もあるし、人ごとでない」とハイチ大使館に連絡をとり、同代理大使を招いた食料主権シンポジウムを埼玉県食健連とともに開催しました。

 昨年秋には農民連関東ブロック研究交流集会に同代理大使が参加して講演。年末には千葉県で、もちつき交流会に参加するなど親交を深めてきました。

 農民連会員、埼玉県食健連の代表と懇談した代理大使は、食料・医療面の緊急救助の必要性をのべるとともに「日本の耐震技術を学び、復興後は農民との交流を深めたい」と語りました。


もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp