2010年1月19日(火)「しんぶん赤旗」

国公法弾圧堀越事件

“歴史に残る判決を”

救援会など 無罪求め高裁に要請


 「国公法弾圧堀越事件」で国家公務員法違反に問われた社会保険事務所職員(当時)の堀越明男さんの無罪判決を求めて、国民救援会と「国公法弾圧を許さず、言論表現の自由を守る会」は18日、東京高裁に要請を行いました。

 東京高裁(中山隆夫裁判長)の控訴審公判は昨年12月に結審しました。3月29日に判決言い渡しの予定。

 要請参加者らは、東京高裁の訟廷管理官に無罪判決を求める団体署名127団体、個人署名2271人分を提出。累計で2457団体、8万4231人分の署名となりました。

 「守る会」の洞澤興也さんは「警視庁公安部による隠し撮りビデオが証拠採用されなかったことについて、公正な判決を求めて全国津々浦々から署名が寄せられている。過去の猿払判決にしばられない判断を」と要望しました。

 国民救援会の望月憲郎副会長は「同事件や世田谷国公法弾圧事件の公判で証拠採用をめぐり、裁判官の忌避が相次いだことに驚いている。なぜ開示された隠し撮りビデオを調べなかったのか。公安警察の捜査の不当性に踏み込み、表現の自由をめぐる憲法判断や国際自由権規約をふまえた歴史に残る判決をいただきたい」とのべました。

 要請を前に参加者らは高裁前で宣伝行動を行いました。



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