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2010年1月18日(月)「しんぶん赤旗」

青年の雇用どう打開

日青協討論会 “悪化する環境”

宮本議員参加


 日本青年団協議会(吉田恵三会長)は17日、「これからの青年施策について」をテーマにした「各政党との青年施策討論会」を東京・日本青年館で開きました。青年団組織の代表ら50人以上が参加。日本共産党の宮本岳志衆院議員と民主党参院議員、公明党前衆院議員が出席しました。

 主催者を代表して吉田会長は、深刻な雇用や社会保障の不安など青年をとりまく環境の悪化を指摘しつつ、「青年は学習を通して成長し、それによって地域も活性化する。しかし、地域で学ぶ場が減っている」と語り、有給教育休暇制度の実現や青年教育の環境整備の大切さを強調しました。

 (1)青年の雇用と就労問題(2)地域の青年教育について討論。青年の一人は「派遣の人たちの首を切る一方で、エコカー減税ということでそのあと期間工を増員したり、非正規労働者と正規社員との格差が大きかったり、いまの現状はひどい。平等で安心できる社会にしたい」と涙声で話しました。「有給休暇制度もあるのに使えない、休めない。それを打破しなければならない」などの発言が相次ぎました。

 宮本衆院議員は、民主青年同盟で活動した経験に触れながら日本共産党の青年施策を紹介。「非正規労働や高い学費など青年がおかれている状況は深刻で、そのうえ自分の努力不足、自己責任だと思わせられる二重の苦しみを若者が背負わされている。世界の常識から外れている今の日本社会、経済のルールを変えること、青年の家などの施設を国の責任で維持運営していくことが大切だ」と力説しました。


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