2010年1月18日(月)「しんぶん赤旗」
ベア獲得・人員増必ず
私鉄「連帯する会」 春闘へ討論集会
![]() (写真)私鉄「連帯する会」の春闘討論集会であいさつする阪井代表世話人=16日 |
鉄道やバス労働者らでつくる私鉄「連帯する会」は16日、東京都内で全国春闘討論集会を開きました。
阪井清二全国代表世話人は、新政権の問題点にふれ、たたかって政治を前向きに変えようと呼びかけました。連合が定期昇給維持にとどまるなかで私鉄総連がベア要求を掲げたことは存在意義を示すものだと指摘。職場から産別統一闘争を広げて春闘を力強くたたかおうと訴えました。
日本共産党大会の中央委員会報告で「連帯する会」の活動が紹介されたことにふれて、「大変誇りに思う。先輩たちが不屈に粘り強くたたかい続けてきた歴史があったからだ。“労働組合とともに”を掲げてたたかいをさらに発展させていこう」とのべました。
労働者教育協会の佐々木昭三常任理事が春闘情勢などについて記念講演。安部英夫副代表世話人が私鉄総連の春闘方針案について見解を報告しました。
各職場の代表が「ベア獲得など職場から要求を掲げてたたかう」(東武)「ワンマン化に続くコスト削減と称した動きとたたかう」(東京地下鉄)「組合要求は定昇のみ。せめて私鉄総連なみの要求を求める」(西武)「昨年、非正規の賃上げが喜ばれた。今年も頑張る」(南海)「人員不足の解消を求めていく」(近鉄)「格差許さず、生活できる賃上げをめざす」(京福電鉄)「職場から声を上げて一時金5・4カ月の回復が要求に掲げられた」(阪急)と発言しました。


