2010年1月18日(月)「しんぶん赤旗」
阪神・淡路大震災15年
被災者ら生活再建誓う
1995年1月17日の阪神・淡路大震災から丸15年となった17日、被災地では無数の場所で住民が6434人の犠牲者に哀悼の意を表しました。
![]() (写真)震災発生の時間に合わせて追悼の鐘をつく人たち=17日、神戸市・諏訪山 |
激震が起きた午前5時46分、神戸市内を一望する中央区・諏訪山公園で開かれた「早朝追悼のつどい」(実行委主催)では、訪れた150人が犠牲者に黙とう。トランペット演奏の後、参加者一人ひとりが、この日のためにつくられた「神戸希望の鐘」をつき、手を合わせました。
参加した長田区の女性(61)は、「家がつぶれて亡くなった同じ職場の人を思い浮かべて、安らかに眠ってください、と手を合わせました。うちも家を再建し、大変苦労した15年でした」と話しました。
犠牲者の名が刻印された同市三宮・東遊園地の「慰霊と復興のモニュメント」を訪れた東灘区の女性(65)は、夫を亡くしました。「ここに来るのはつらいです。生き残った私たちが元気に頑張るよ、と主人に声をかけました」
この日、救援復興兵庫県民会議が「被災地サミット神戸」、「15年後の長田を歩く」を催し、中越沖地震など全国各地と阪神・淡路の被災者の生活再建を誓いあいました。
日本共産党の穀田恵二、高橋ちづ子両衆院議員、山下芳生参院議員、堀内照文参院兵庫選挙区予定候補、清水ただし参院大阪選挙区予定候補が、これらの行事に終日参加しました。
また、「大震災を体験した阪神・淡路からハイチの人たちを助けよう」と、救援募金が各地でとりくまれました。


