2010年1月17日(日)「しんぶん赤旗」
「でっかい党つくる」
参院選勝ちたい 25回党大会代議員が決意
16日閉幕した日本共産党第25回大会に全国から参加した代議員は、激動の時代に党員として生きる誇りを胸に「参院選挙で躍進できる党へ自分の地域、職場、学園から」の思いで、大会会場をあとにしました。参加者の感想を紹介します。
変化をつかむ
青森 男性(27)=県東青地区青年支部長
入党して6年。党大会に代議員として参加できたことを、うれしく思います。支部、地区、県、そして大会で、決定が練り上げられていくことが、実感としてよく分かりました。
討論では、一人ひとりの支部員の要求や条件にあわせて、楽しく無理なく支部活動を進めている経験を聞けました。決議には、「党員の悩み」に丁寧に耳を傾け、困難をともに打開していくことが盛り込まれました。
自分自身、支部の運営に悩みがありましたが、「一人ひとりに寄り添うことがやっぱり大事だ」と思いました。
帰ったら、青森市はもちろん、県全体に党の若い担い手をつくっていきたい。大会で情勢の大きな変化をつかみ、「党を大きくできる」という自信が出てきました。もっと宣伝していけば、もっと楽しくなる。そんな予感がしています。
やればできる
千葉 女性(61)=前原東支部
大会は初めての参加です。全国の支部の経験は、やっぱりすごいです。さまざまな工夫や努力をして、新しい党員を迎えたり、「赤旗」読者を増やしたりしている。大変なことをさらっと発言するのを聞いて、「私たちもやればできるのではないか」と思えてきました。
特に、集落が離れていて集まるのが大変だから、集落ごとに支部をつくろうと、「集い」参加者全員に入党をよびかけているという和歌山の代議員の話を聞いて「発想がすごい」と驚かされました。私たちの地域には、党の周りにたくさん人がいるのに、党の側に「あの人に入党を働きかけるのはまだ早い」などの消極的な声も出ます。
思い切って視野を広げて、この間こつこつと増やしてきた後援会ニュースを届けている人たちを訪問して、要求を聞くところから始めてみたい。
党員でよかった
長野 男性(32)=職場支部
初めての参加ですが、一人ひとりの発言が震えるくらい刺激的でした。静岡の県委員長の発言などを聞いて、何度か涙がポロッと落ちました。困難な中で、激しい議論をしながら集団の力で成長している全国のみなさんの姿に励まされました。
日本共産党員であることを心の底からよかったと思えました。
品川正治さんが来賓あいさつで「反共は崩れていこうとしている」と言ったことが印象的でした。こちらから壁をつくってはいけないと思います。
まずは、身近な人に声をかけ、職場の人の悩みを聞くところから始め、人間的なつながりを少しずつつくっていきたいです。そして青年の党員を増やしたい。
党ここにあり
京都 女性(48)=中舞鶴支部
「支部が主役」の党活動の大切さを、改めて実感しました。私たちの地域の有権者は、8千人弱ですが、参院選でも、続く市議選でも勝利するために、1千票を目標にとりくもうと議論しています。
対話では、「年金ぐらしなのに、保険料の負担ばかりふえる」「夫の給料が減って、コンビニで深夜まで働き、子どもが荒れてきている」と、本当に大変な声ばかりです。せめて、家族がそろって夕飯を食べられるような、人間らしい生活を取り戻したいです。
大会では、反共の壁が崩れていることが語られました。
支部員全員が立ち上がって、「あなたも共産党だったの?」と言われるような、「日本共産党、ここにあり」と見える宣伝にとりくみ、いまの政治を変えたいです。
過半数に挑戦
兵庫 男性(60)=香枦園支部
発言は、感動の連続で、地域でも、職場でも困難な中でがんばっている姿に涙が出ました。
大会決議で、有権者過半数の対話が提起されました。とても大きな目標ですが、いまの情勢の中で挑戦していかなければと思っています。そのために2010年代初めに開かれた大会で掲げられた中期的展望に立った「成長・発展目標」を実践し、構えを大きく「政策と計画」をつくり、党員を増やし、しっかりとした党づくりをしていきたいです。
今大会では、「赤旗」日刊紙を前大会水準にほぼ回復し、参加することができました。今後、さらに新しい読者を増やすとともに、地域に出て、一人ひとりがハンドマイクで訴えられるようにしていきたいです。
今後の飛躍を
佐賀 男性(47)=職場支部長
環境整備会社で浄化槽の維持管理の仕事をしています。2年前、会社は組合敵視の立場から会社を解散することを決定しましたが、たたかいによって撤回させました。それをきっかけに入党しました。
「職場における粘り強い継続的なたたかい」という結語は、私が普段の活動から感じていることそのものです。背中を後押ししてくれた感じで心強い。これによって今後の飛躍をつくりたい。
まずは職場の過半数との対話を目標とし、打って出る。非組合員との垣根が低くなっているなか、それを完全に取っ払い、意識を変えていきます。強固で自覚的な組織づくりに取り組み、参院選で仁比そうへいさんの押し上げと心から勝ったと言える選挙戦にするため奮闘する決意です。

