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2010年1月17日(日)「しんぶん赤旗」

小沢氏団体の土地購入疑惑

ほおかむり許されない民主党の対応問われる

志位氏会見


 日本共産党の志位和夫委員長は16日、静岡県熱海市の党大会会場で、民主党・小沢一郎幹事長の土地購入をめぐる事件で、石川知裕衆院議員はじめ3人の現・元秘書が逮捕されたことについて記者から見解を問われ、「強制捜査に続いて、秘書だった国会議員の逮捕という事態は極めて深刻な状態だ」「小沢氏がほおかむりを続けることは絶対に許されない」と強調しました。

 志位氏は、小沢氏に問われている疑惑は、政治資金収支報告書の虚偽記載だけではなく、資金管理団体「陸山会」の土地購入の4億円の原資はなんだったのか、ゼネコンからのヤミ献金が入っていたのではないかという深刻なものだと指摘。「まず小沢幹事長自身が国民に対して説明責任を果たすことを強く求めたい」と強調しました。

 また、ここまで事態が深刻になっても民主党内から党としての自浄能力を発揮せよとの声が表立って聞こえてこないのも「異常なことだ」と指摘。「民主党は党として、この事態にどう対応するか強く問われている。鳩山由紀夫首相の疑惑も含めて2人の最高幹部の疑惑について、党として調査し、国民の前に明らかにする責任がある」と話しました。

 さらに、小沢氏の疑惑について、「新生党あるいは自由党を解党したさいの政党助成金を含む資金の使途が不明になっているという問題もあるが、これも国民の税金がかかわった疑惑だ。こういう問題をあいまいにしたまま、『税金の無駄づかいの一掃』といってもむなしいだけだ。私たちは国会でこの問題を厳しく追及していく決意だ」と語りました。



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