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2010年1月14日(木)「しんぶん赤旗」

第25回党大会

討論始まる

党躍進へ決意


 日本共産党第25回大会初日の13日、5人の代議員が発言しました。大会決議案と中央委員会報告を深めるユーモアを交えた討論に会場からは何度も笑いと拍手が起こりました。

 奈良の沢田博県委員長は、保守・無党派の人たちとの対話の広がりを紹介。「『成長・発展目標』の提起に大賛成だ。大志とロマンにふさわしい目標を定め、夏の参院選で必ず第3党の位置を勝ち取る。そして2010年代の後半には第1党を争うところまで押し上げたい」とのべました。

 県内3地区すべてで党員・日刊紙・日曜版とも前大会水準を突破した石川の秋元邦宏県委員長は、「『支部が主役』で一人ひとりの思いを生かし、活動参加が広がった。党が変わってきた。前進・躍進は可能だ」と、参院選での得票目標達成の決意を表明しました。

 笠井亮衆院議員は、地球温暖化防止と核兵器廃絶という国際政治の熱い課題について発言。温室効果ガス削減の課題では、産業界の責任を追及できる日本で唯一の政党として、欧州各国の政府やイギリスの産業連盟とも一致点を確認した経験を語り、「欧州では、利潤第一主義では温暖化を止められないという声も聞いた。綱領をもつ党の出番だ」とのべました。

 京都の渡辺和俊府委員長は、世界の大きな変化の中でアメリカとの真の友好をめざす綱領が生命力を発揮していると指摘。「日本共産党が、アメリカはいつでも帝国主義だと機械的にとらえるのでなく、複眼でみる立場を確立しているからだ」とのべました。

 「いま、政党配置がおもしろい」とのべたのは、小池晃政策委員長。「長い目でみて」と弁明に追われる民主党、悪政に反省のない自民・公明両党の現状と比べ、日本共産党の政策をもって農協や医師会の関係者と懇談するのが「おもしろくてしかたがない」と実感をこめて語りました。

 「永田町国会病院で昨年、自民党政治を終わらせる緊急手術を国民の投票でおこなったが、術後の経過が思わしくない。根っこの病気の治療を途中でやめるわけにはいかない」とのべ、参院選必勝の決意を表明すると、会場は爆笑と大きな拍手に包まれました。



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