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2010年1月13日(水)「しんぶん赤旗」

子ども死亡最悪の1050人

武力攻撃・衝突

民間組織発表

09年アフガン


 アフガニスタンで2009年に武力攻撃・衝突によって死亡した子どもは約1050人で、01年の開戦以来最悪となりました。国連人道問題調整事務所(OCHA)の報道部門、IRINが6日、同国の民間人権擁護組織「アフガニスタン・ライツ・モニター」(ARM)の発表として報じました。

 死亡した子どもは、自爆攻撃や街頭での爆発、空爆、反政府勢力タリバンと政府軍・外国軍との交戦などに巻き込まれました。ARMのサマディ責任者は「昨年は毎日、最低3人の子どもが戦争に関連する事件で殺された。そのほかにも多くの子どもがさまざまな被害を受けているが、明らかにされていない」と非難しています。

 ARMによると、09年に子どもの人権が著しく侵害された事例は少なくとも2080件。自爆兵や歩兵としての利用や殺害、レイプ、強制労働などがありました。さらにアフガン警察や自警団による性的虐待も報告されており、ARMはアフガン政府がほとんど対策を講じていないと批判しています。

 民間組織「アフガニスタン独立人権委員会」関係者はIRINに対し、「アフガンでは男の子も女の子も同様に、戦争や犯罪の犠牲になっている。ところが政府は十分な手を打っていない」と指摘しています。



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