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2010年1月4日(月)「しんぶん赤旗」

迫る名護市長選

稲嶺勝利で“新基地阻止”

共産党や統一連などフル回転


写真

(写真)稲嶺氏の勝利のために支援を訴える(左から)新垣、比嘉、大西、赤嶺、具志堅の各氏=1日、沖縄県名護市

 全国が注目する沖縄県名護市長選が、17日の告示まで2週間と迫るなか、同市辺野古への米軍新基地建設に反対する新人の稲嶺ススム氏(64)=日本共産党、民主、社民、社大などが推薦=を勝利させるため、日本共産党や「安保廃棄・くらしと民主主義を守る沖縄県統一行動連絡会議」(沖縄統一連)などは元日からフル回転です。

早朝から宣伝

 「稲嶺ススムさんの勝利で新基地建設を不可能にさせる市民の審判を全国に示しましょう」―。日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は1日、沖縄統一連の新垣繁信代表幹事、「新基地建設反対・くらしと平和を守る市民の会」の比嘉靖氏、ヘリ基地反対協議会の大西照雄共同代表、具志堅徹党市議と街頭で訴えました。

 2日も大西氏と具志堅市議が早朝から街頭宣伝。「新基地建設をやめさせ、市民のくらしや街の経済活性化に力を入れる市政への転換はその通りだと思う。稲嶺さんにがんばってほしい」(80歳女性)などと、市民の共感は広がっています。

 米軍新基地建設を容認し、2期目を目指す現職の島袋吉和陣営は、市長選用に塗り替えた自民党の宣伝カーなどを走らせ、島袋氏自らが録音した新年のあいさつを流してアピール。2日に島袋氏の自宅で開かれた新年会には、支援の市議、業者、市の幹部など60人超が参加し、結束を固めました。島袋氏は「基地問題はあまりしゃべらないことにする」と述べ、相変わらずの争点そらしの戦術に徹する構えです。

相次いで変化

 島袋氏の地元老人会関係者は、「島袋さんを全面的に応援しますよ」と述べる一方、「沖縄県民としては、これ以上、新しい基地ができることには反対の思いだ」と語ります。

 今回の市長選では、保守の立場の人たちも稲嶺氏を応援するだけでなく、前回の市長選で島袋氏を推した建設業者も相次いで稲嶺候補の応援に回る変化が起きています。

 島袋氏が「実績」として押し出す新基地容認の代わりに国から公共事業の補助金などをもらう「基地振興策」について、ある業者は「本土のゼネコンと一部の地元業者しかもうけない。多くの地元業者にとって意味はない」と吐き捨てます。

 市全体の発展につながらず、一部しか潤わない不公平な現市政を続けていいのか。この市民的問いかけが、保守、革新など立場を超えて市長選の大きな争点となっています。

 地元の日本共産党の党員として奮闘する我那覇貞子さん(68)は、「稲嶺さんをぜひ勝たせたい。選挙はふたを開けてみるまではわからない」と最後の最後までやるべきことをやり抜いた陣営が勝利できるとして、連日、ビラ配布やハンドマイク宣伝、対話・支援の働きかけを強めています。

孫のためにも

 両親を戦争で亡くし、顔も覚えていないという我那覇さん。「戦争を起こすための基地はいりません。市街地も昔は活気があったけれど今はシャッター通りです。子や孫のためにもファイト、ファイト」とこぶしを握り締め、支援の呼びかけに出かけていきました。

 選挙戦は、24日投票日です。稲嶺陣営は3日夜に名護市の事務所で運動をさらに飛躍させようと決起集会を開きました。



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