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2009年12月16日(水)「しんぶん赤旗」

NTT裁判 勝訴確定

最高裁 遠隔地配転は違法


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(写真)記者会見する河村弁護士(正面右から3人目)、原告の神野さん(その左隣)=15日、大阪市

 NTTが11万人リストラ計画で51歳以上の「退職・再雇用」に同意しなかった人に遠隔地配転を強いたのは違法だとして、NTT西日本の社員21人(一審原告)が同社に慰謝料を求めた裁判で最高裁第3小法廷(近藤崇晴裁判長)が原告、被告双方の上告、上告受理申し立てとも、棄却・不受理とした(8日)ことを15日、原告団、弁護団が明らかにしました。これにより、原告17人に対し、総額900万円の慰謝料支払いを命じた控訴審判決が確定しました。

 今年1月15日に出された控訴審判決は、大阪から名古屋に配転された原告17人について「新幹線通勤または単身赴任の負担を負わせる配転を実施してまで」「業務上の必要性を認めることはできない」と断罪。中四国地方から大阪へ配転された4人については請求棄却しました。

 記者会見した河村武信弁護団長は「解雇事由に関する慰謝料請求はこれまでもあるが、配転について慰謝料請求が裁判所によって認められた意義は大きい」と強調しました。

 介護と看病の必要な両親を抱えながら、大阪から名古屋に配転された神野康坦さん(62)は「家族との日常生活、社会的活動への参加に言及する高裁判決で、ありがたい思いでいっぱいです。4人の仲間が救済されなかったことは残念ですが、大きくみるならば勝利。会社は8年間、配転をやめていません。早急に是正を求めていきたい」と話しました。



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