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2009年12月13日(日)「しんぶん赤旗」

基地再編 世論で反撃

平和大会シンポ・分科会 各地たたかい報告


 「2009年日本平和大会」(実行委員会主催)は12日、横浜市内で二つのシンポジウムと「女性の人権の視点からみる基地問題」「原子力空母と核密約問題」など多彩なテーマで12の分科会を開きました。米軍の横須賀基地や厚木基地、座間・相模原基地などを視察する「動く分科会」も行われました。

 「米軍再編・強化に反対するたたかい」をテーマにしたシンポジウムでは、沖縄県平和委員会の与儀喜一郎さん、山口県岩国市の議員有志の会の大西明子さん、原子力空母の母港化を阻止する三浦半島連絡会の新倉泰雄事務局長がそれぞれのたたかいを報告。全国革新懇の乾友行事務室長、米国の友和会のジョン・リンゼー・ポーランドさんとともに討論しました。

 報告者は、名護市辺野古に13年間杭(くい)一本打たせず、岩国市でも党派を超えたたたかいが続き、戦前からの「軍の街」である横須賀市でも2度の住民投票を成功させ、基地容認の市長を落選させたことをのべました。

 乾氏は、国民のたたかいが「米軍再編」をはねかえし、米国と日本政府を追い込んでいると強調。民主党は日米同盟を基軸とする限界・弱点をもっているが、国民の運動の発展によって乗り越えることができ、安保条約をなくす展望もたたかいのなかで広がっているとのべました。

 「普天間基地問題が連日報道されているいま、基地のない県でも世論形成のため打ってでたい」(福島県平和委員会)など会場参加者も交え、活発に意見交換しました。



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