文字の大きさ : [] [] []

2009年12月5日(土)「しんぶん赤旗」

民青同盟の「居場所の力」とは?


 〈問い〉 民青同盟の第34回全国大会決議にある「居場所の力」とはどのようなものでしょうか。(新潟・一読者)

 〈答え〉 民青同盟の大会決議は、「『居場所を力に、青年の願い実現へ』―民青同盟の2年間の活動をふり返っての何よりの確信です」とのべています。

 雇用破壊や競争教育、就職難などが深刻化し、青年が“生きづらさ”を抱えているもとで、民青同盟は、なんでも語り合い、どんなことでも一人ひとりの声にこたえて、学び、行動することを大切にし、同盟員・青年の不安や悩み、心の叫びをうけとめ、ありのままの自分をだせる居場所をつくってきました。

 民青同盟の居場所は、青年の連帯をきずき、一人ひとりの成長を支えあい、自分らしい生き方をはぐくみ、願い実現の行動にふみだす力になっています。これが、民青同盟の「居場所の力」です。

 大会報告では、民青同盟の居場所は「正規、非正規、仕事の有無、学生、高校生を問わず、多くの青年に求められて」いること、また青年・同盟員のよりどころになっているだけでなく、「居場所の力」が、切実な願い実現の運動、日本共産党綱領と科学的社会主義の学習、組織づくりなど、民青同盟ならではの活動を発展させる努力と結びついて発揮されていることを明らかにしています。

 日本共産党は、昨年7月の第6回中央委員会総会で、若い世代に働きかける基本姿勢として、実態、要求、悩みをとっくりと聞き、ともに現状打開をはかること、生きづらさの大もとと現状打開の科学的展望を広げることを強調しました。民青同盟の「居場所の力」は、青年自身が、たがいに「とっくりと聞く」、語り合うことを大切にする活動を通じて、発揮されているともいえます。

 これらをふまえ、日本共産党第25回大会決議案は、若い世代の結集へ、「悩みや願いをとっくりと聞き、交流と連帯の『居場所』づくりをすすめ、その努力とむすんで切実な願いの実現をめざす」こと、党綱領、科学的社会主義を広げることをよびかけています。(名)

 〔2009・12・5(土)〕


もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp