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2009年12月3日(木)「しんぶん赤旗」

参院選必勝へ志位委員長迎え党と後援会が総決起集会

神奈川


 「第25回党大会決議案を力に参院選必勝へ」――日本共産党神奈川県委員会と同後援会は2日、志位和夫委員長を迎えて、横浜市内で総決起集会を開きました。7カ月後の参院選で、比例代表の田村智子さんら5人と選挙区での、はたの君枝予定候補必勝へ、決意を固めあいました。


写真

(写真)参加者の声援にこたえる志位和夫委員長(中央)と、田村智子参院比例予定候補(右)、はたの君枝参院神奈川選挙区予定候補=2日、横浜市

 志位氏は、「大会決議案の中心点を報告したい」とのべ、章ごとに特徴を紹介しました。

 党大会が、総選挙で自公退場の審判が下り、日本政治の大きな変化が始まった激動的情勢のもとで開かれることを指摘。決議案は、世界と日本の大局をつかみ、表面の現象の根底にある「事の本質」を端的に明らかにしていると述べました。

 決議案で、日本がいま「『過渡的な情勢』と特徴づけることができる日本政治の『新しい時期』」にあるとしていることについて、「過渡的」には、「自公政権ノー」の前向きの大きな一歩とともに、自民党政治の「二つの異常」(「異常な対米従属」「財界・大企業の横暴な支配」)から抜け出せていない制約があるが、国民のたたかいと日本共産党の奮闘が日本政治の「新しい時期」を開いたことに確信を持とうと述べました。

 志位氏は「過渡的な情勢」のもとでは日本共産党ががんばってこそ日本の政治は「二つの異常」から抜け出すことができる、と述べました。そのために党が果たすべき三つの任務――(1)国民要求にこたえて現実政治を前に動かす(2)「二つの異常」をただし、綱領が示す「国民が主人公」の新しい日本への改革をめざす国民的合意をつくる(3)日本の政治の反動的逆行を許さない――について詳しく紹介。「これらをやりきったら、おのずと民主連合政府への道が開ける」と述べました。

 7カ月後の参院選は、まったく新しい政党配置のもと、国民の探求が前進・発展するなかでたたかわれる情勢の変化を強調。力関係を大きく変えられる条件があることを力説しました。

 最後に参院選勝利と躍進期間成功をよびかけると、参加者は大きな拍手でこたえました。

 はたの予定候補は「党議員を増やすことが県民の願いに応える道」と、田村予定候補は「憲法9条でこの国を守ります、と真正面から言える議席を」とそれぞれ決意表明しました。


「日本の異常わかった」

参加者ら納得

 川崎市の女性(58)は「決議案を読んできましたが、今日の話で深まりました。とくに国民と共産党が政治を動かし、変えていけることをいま体験しているんだと確信になりました」と語ります。

 入党したばかりの横浜市の男性(80)は「民主党政権の底の浅さがよくわかる話だった。志位さんの話に感銘した」と言います。横浜市の女性は「ヨーロッパと比べて、雇用などをめぐって日本の異常さがよくわかりました。また、軍事同盟が少なくなり、そのなかでも日米軍事同盟が異常だという話はわかりやすかったです」と話していました。



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