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2009年12月1日(火)「しんぶん赤旗」

イラン核施設建設へ

10カ所 IAEA非難の直後


 【カイロ=松本眞志】イラン政府は29日、国内の原子力エネルギー機関に対し、新たに10カ所のウラン濃縮施設を建設するよう指示しました。イラン国営通信が報じました。

 それによると、5カ所の施設は2カ月以内に着工され、もう5カ所は適切な建設予定地を選定中だとされています。

 新たな核施設建設は、国際原子力機関(IAEA)がイランの対応を非難し、コム市近郊の新核施設建設中止を求めた直後に発表されました。

 アハマディネジャド大統領は同日、この問題で閣議を主催。2万メガワットの電力が必要だと主張し「年間250から300トンの核燃料を生産できるようにすべきだ」と語りました。

 新たな核施設建設によってイランと国際社会との緊張が高まることが懸念されています。


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